by RKKラジオ
<p>エンタメ・教育・ITの専門家が気になる話題を徹底解説!!<br></p><p><br></p><p>第1金曜日・・・映画解説・研究者 上妻祥浩さん</p><p>第2金曜日・・・ライブ配信ディレクター 斉場俊之さん</p><p>第3金曜日・・・熊本市立出水南中学校 校長 田中慎一朗さん</p><p>第4・5金曜日・・・元RKKアナウンサー 宮脇利充さん</p><p><br></p><p>◆WEB https://rkk.jp/515news/</p><p>◆メール [email protected]</p><p><br></p><p>★地上波ではRKKラジオ(熊本)FM91.4 AM1197で、毎週金曜日 午後5時15分から放送中。是非生放送でもお聴きください。</p>
Language
🇯🇵
Publishing Since
10/1/2024
Email Addresses
1 available
Phone Numbers
0 available
April 18, 2025
<p><b>🔶【子どもたちの「学びの多様化」に向けて──出水南中学校の新たな取り組み】</b></p><p><br>春、新しい学年、新しい環境が始まる季節。熊本市立出水南中学校では、今年度から“子どもたちの多様な学び方”を支える新しい取り組みがスタートしました。</p><p>第3金曜日の放送では、出水南中学校 校長の田中慎一朗さんと、生徒支援主事の荒木繁先生をお迎えし、新たに設けられた「学びの多様化学級」について、お話を伺いました。</p><p><b><br></b></p><p><b>🔶生徒指導を「二本立て」に</b></p><p>「これまで“生徒指導主事”というと、どうしても“生活指導”や“厳しさ”のイメージが強かったですよね」</p><p>と語る田中校長。しかし今年度から出水南中学校では、生徒指導の体制を見直し、“学びや心のサポート”を担う専任教員として、「生徒支援主事」を新設。その任にあたるのが、荒木繁先生です。</p><p><br></p><p>「子どもたちの不登校やいじめ、教室に入りづらいという悩みに、学年を問わず寄り添っていくポジションです」と田中校長。担任や学年に所属しないことで、より柔軟に全校生徒に対応できる体制を整えました。</p><p><br></p><p><b>🔶「復帰」をゴールにしない、新しい学級</b></p><p>こうした体制強化に加えて始まったのが<b>「学びの多様化学級(通称:CDL =Class for Diverse Learning)」</b>です。</p><p>「これは、“元の教室に戻ること”をゴールにしないという、これまでの考え方とは大きく違う取り組みです」と荒木先生。</p><p>「学校の教室では集中しづらい」「集団の中にいるのがどうしてもしんどい」と感じる子どもたちが、安心して過ごし、自分のペースで学び続けられる場所を、学校の中につくろう。そんな思いから生まれた学級です。</p><p>これまでも学校内にサポートルームのような場はありましたが、そこは主に自習の場でした。今回の「学びの多様化学級」では、それに加えてソーシャルスキルトレーニングや、子どもたちの趣味や特技を活かした活動など、より広がりのある学びを意識しています。</p><p> </p><p><b>🔶子ども自身が「今日を選ぶ」空間</b></p><p>「この部屋では、子どもたち自身がその日一日をどう過ごすかを決めます」</p><p>その言葉通り、CDLの教室はまさに“選べる空間”。パーソナルスペース、協同学習スペース、リラックスエリア…と、5種類の座席環境が用意されており、子どもたちはその日の気分や体調に応じて、自分で場所を選びます。</p><p><br></p><p>「時間割もありません。今日はここで学びたい、今日は静かに過ごしたい…それを自分でデザインして、振り返る。その“自己決定”の積み重ねが、自信や意欲に繋がっていくんです」と荒木先生。</p><p><br></p><p>室内には、ソファーやぬいぐるみも。「他の先生方が“使ってくれたら”と持ち寄ってくれたんですよ」と田中校長は笑います。</p><p>また、学級には校内教育支援センターの支援員も常駐。個別指導や相談にもすぐに対応できる体制です。</p><p><br></p><p><b>🔶目指すのは「登校」よりも「変化」</b></p><p>この学級の着想のもとには、先進事例として視察した広島県の取り組みもありました。</p><p>「広島では、目標は“登校させること”ではなく、“その子にとって好ましい変化を目指すこと”だと教わりました」</p><p>そう語る田中校長は、「それまで私たちは“学校に戻ってきたら成功”という価値観にとらわれていたかもしれない」と、はっとさせられたと話します。</p><p>「どんな場所にいても、自分で“今日来てよかった”と思えることがある。それがまず何より大切だと考えるようになりました」と荒木先生。</p><p>実際に、「まだ子どもは行けないけれど、まず保護者だけ見せてください」と学校を訪れるケースもあり、ニーズの高さを実感しているといいます。</p><p> </p><p><b>🔶子どもたちが、自分らしくいられる場所に</b></p><p>「最終的には、ここに来ることで“自分らしく過ごせる”“学べる”と感じられる場所にしたいんです」</p><p>そう力を込める荒木先生。</p><p><br></p><p>“普通の教室”では息苦しさを感じていた子どもたちが、「今日はこれができた」「ちょっと楽しかった」と思える場所に。</p><p>登校できなかった日々も、決して“後れ”ではなく、「自分を知るための時間」だったと思えるような学びの形を目指しているのです。</p><p><br></p><p>「1人ひとりの子どもを、大切にしたい。その思いは、何があっても揺るぎません」と田中校長も力強く語ります。</p><p>新たな学びのあり方が、今まさに熊本の学校から動き出しています。</p><p><br></p><p>(聞き手:江上浩子)</p>
April 11, 2025
<p><b>🔶【春、SNSの“交通整理”を──リアルと繋がる世界で考えるべきこと】</b></p><p>新生活が始まる春。進学や就職で環境が大きく変わるこの季節、「SNSの使い方」も、少し立ち止まって見直してみませんか? </p><p>そう語るのは、ライブ配信ディレクターの斉場俊之さん。今回はSNSにまつわる「情報の交通整理」の大切さについて話してくださいました。</p><p><b> </b></p><p><b>🔶現実とSNSの境目が、なくなっている今</b></p><p>「SNSは、もはやネット上の“別世界”ではないんですよね」</p><p>たとえばアメリカの大統領が、記者会見より先にSNS(旧Twitter/現X)でメッセージを発信することがあるように、いまやSNSは、リアルな社会と地続きの場。</p><p><b>「昔みたいに“ネットはネットだから”って言い訳できる時代じゃないんです。リアルな人間関係や生活に直結しているからこそ、使い方には配慮が必要です」</b></p><p> </p><p><b>🔶自分に合ったSNSだけでいい</b></p><p>いまやSNSと一口に言っても、X、Instagram、Facebook、TikTok、LINE、YouTube…と無数にあります。</p><p>「でも、全部やる必要はないんです。自分が使いこなせる範囲、自分の生活リズムに合ったSNSだけで十分。車の運転と一緒で、扱えないものに無理に乗る必要はない」</p><p><br></p><p>パスワードがわからなくなる、通知が追えない、情報が溢れて疲れてしまう…という人も多いはず。まずは“使いこなせるかどうか”で取捨選択してOK。それが、SNSを自分のものにする第一歩です。</p><p> </p><p><b>🔶SNSにおける「3つの注意点」</b></p><p>では、新生活に向けて、どんなことに注意すべきなのでしょうか。斉場さんは3つのポイントを挙げてくれました。</p><p><b><br></b></p><p><b>① 発信内容の“拡散リスク”を忘れない</b></p><p>たとえば「桜がきれいでした」と何気なく投稿した写真から、通勤・通学ルートや勤務先、学校が特定されてしまうことも。</p><p>「見ているのは友達だけじゃない。見知らぬ誰かが、あなたの投稿から“情報”を拾っているかもしれない。写真や文の中に、知らず知らず個人情報が入り込んでないか、今一度見直してほしいんです」</p><p>また、勤務先や学校のルールでSNSへの投稿が制限されている場合もあります。「うっかり」では済まされないこともあるので、事前に確認しておくのが安心です。</p><p><br></p><p><b>②「繋がる相手」は選んでいい</b></p><p>LINEやインスタで「交換しましょう」と言われたとき、「NO」と言いにくい空気、ありますよね。でも…。</p><p>「自分のSNS空間には、自分で“誰を入れるか”を決めていいんです。特に、仕事とプライベートは明確に分けること。プライベートなLINEに業務連絡が飛び込んでくると、気が休まりません」</p><p>そんなときは、思い切ってこう伝えても大丈夫。</p><p><b>「LINEはプライベートで使ってますので、仕事の連絡は〇〇でお願いします」</b></p><p>最近では、LINE WORKSやSlackなど、ビジネス向けのチャットツールも浸透してきています。<b>会社側がこうした環境を整えることも、若い世代の離職防止につながるかもしれません。</b></p><p><br></p><p><b>③ 子どもたちのSNSにも、大人のまなざしを</b></p><p>スマホを持ったばかりの子どもたちは、まだトラブルを予測する力が育ちきっていません。</p><p>「友達にLINEを教えたら、グループ内で悪口を言われて…」というケースも実際に起きています。SNSでのやりとりは表に出づらく、発見が遅れることも。</p><p>「だからこそ、保護者の皆さんには“携帯を見る権利が家庭にある”と伝えてほしい。そして、日々の小さな変化を見逃さないようにしてほしいんです」</p><p> </p><p><b>🔶SNSはリアルを豊かにするために</b></p><p>「SNSって、現実をもっと楽しく、便利にしてくれるツールであるべきなんですよね」</p><p>斉場さんの言葉には、リアルな人と人との繋がりを何より大切にしている姿勢がにじんでいました。</p><p>新しい学校、新しい職場、新しい街。</p><p>そのどこかで、誰かと繋がるとき、SNSが役に立つこともあるでしょう。けれどそれは、あくまで“道具”としての話。</p><p><br></p><p>「SNSの中の自分が主役になってしまわないように。自分の“リアル”を幸せにするために、SNSを上手に使ってほしい」</p><p>春、情報の交通整理をして、新しい一歩を安心して踏み出してみませんか?</p><p><br></p><p>(聞き手:江上浩子)</p>
April 4, 2025
<p><b>2025年春の注目映画レビュー</b></p><p><b>――時を越え、真実を問う話題作が続々登場!</b></p><p><br></p><p>春は別れと出会いの季節――そんな今こそ、大きなスクリーンで物語の世界にひたってみませんか? 映画解説研究者の上妻祥浩(こうづま よしひろ)さんが、4月に公開される注目作3本をご紹介くださいました。個性的な演出と深いメッセージが詰まった作品ばかりです。</p><p><br></p><p>まずは少し寂しい話題から。熊本市の「ユナイテッド・シネマ熊本」が3月末で閉館しました。交通の便がよく、学生たちにも親しまれてきた映画館の閉館に、惜しむ声も多く聞かれます。とはいえ、映画の魅力はまだまだ尽きません。この春も、劇場でしか味わえない名作があなたを待っています!</p><p><br></p><p><b>🎦 『HERE 時を越えて』(4月5日公開)</b></p><p>一つの場所を“定点カメラ”で映し続けるというユニークな手法で、壮大な時の流れと人間ドラマを描き出す話題作。</p><p>監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ』のロバート・ゼメキス。主演のトム・ハンクスは10代から70代までの同一人物を、デジタル技術を使って見事に演じ分けます。</p><p>恐竜が歩く太古から未来まで、同じ場所に立つ家を舞台に、世代を超えて紡がれる人生の断片。カメラは動かず、家からもほとんど出ない。それでも画面から目が離せないのは、そこに“生きている”人間の姿があるから。</p><p>映画の常識を覆す、まさに“映像の魔法”。劇場で体験すべき一作です。</p><p>👉 公式サイトはこちら https://here-movie.jp/</p><p><br></p><p><b>🎦 『アンジェントルメン』(4月5日公開)</b></p><p>タイトルは“紳士”ですが、登場するのはまったく“紳士的でない”極秘部隊!</p><p>第二次世界大戦下、ナチスドイツに押されるイギリスで、チャーチル首相が極秘に結成した少数精鋭の部隊。その中心人物は、ジェームズ・ボンドのモデルの一人ともされる実在の軍人です。</p><p>諜報活動に携わっていたボンド原作者イアン・フレミングも登場し、歴史とフィクションが交錯するスパイアクションが展開。音楽はまるでマカロニ・ウエスタンのように殺伐とした雰囲気を漂わせ、スタイリッシュながらもシリアスな空気感が印象的。</p><p>ミッション・インポッシブルや往年の戦争映画を彷彿とさせる、骨太な娯楽作です。</p><p>👉 公式サイトはこちら https://ungentlemen-movie.com/</p><p><br></p><p><b>🎦 『#真相をお話しします』(4月25日公開)</b></p><p>タイトルに「真相をお話しします」とありながら、“詳細は話せません”。</p><p>暴露系の生配信番組を舞台に、参加者たちが視聴者からの投げ銭を目当てに、自らの“告白”を始める――という現代ならではのサスペンス。原作は短編ミステリー集で、劇中でも1話ずつ語られるエピソードが少しずつつながっていきます。</p><p>主演はMrs. GREEN APPLEの大森元貴さんと、timeleszの菊池風磨さん。ナチュラルかつリアルな演技で、現代社会への鋭い批評性をもたらしています。</p><p>後半に待ち受けるどんでん返しは、劇場でぜひ体感していただきたい“言えない”魅力。観る前に情報を入れず、真っさらな状態で楽しむのがおすすめです。</p><p>👉 公式サイトはこちら https://shinso-movie.jp/</p><p><br></p><p><b>🎬 春、スクリーンの中で“旅”をする。</b></p><p>映画館が減りつつある今だからこそ、大きなスクリーンで味わう物語の旅は、かけがえのない体験になるはずです。『HERE 時を越えて』では時間を、『アンジェントルメン』では歴史を、『#真相をお話しします』では真実をめぐって――それぞれの世界が観る人を待っています。</p><p>春の休日に、少しだけ現実を離れて、映画の中で“時空の旅”をしてみてはいかがでしょうか。</p><p><br></p><p><b>📻【ニュース515+plus】</b></p><p>エンタメ・教育・ITの専門家が気になる話題を徹底解説!</p><p>毎週金曜 午後5時15分~ RKKラジオ(FM91.4 / AM1197)で放送中!</p><p>🎙第1金曜日…映画解説研究者・上妻祥浩さん</p><p>🎙第2金曜日…ライブ配信ディレクター・斉場俊之さん</p><p>🎙第3金曜日…熊本市立出水南中学校 校長・田中慎一朗さん</p><p>🎙第4金曜日…元RKKアナウンサー・宮脇利充さん</p><p>📧 メール:[email protected]</p><p>🌐 WEB:https://rkk.jp/515news/</p><p><br></p>
Pod Engine is not affiliated with, endorsed by, or officially connected with any of the podcasts displayed on this platform. We operate independently as a podcast discovery and analytics service.
All podcast artwork, thumbnails, and content displayed on this page are the property of their respective owners and are protected by applicable copyright laws. This includes, but is not limited to, podcast cover art, episode artwork, show descriptions, episode titles, transcripts, audio snippets, and any other content originating from the podcast creators or their licensors.
We display this content under fair use principles and/or implied license for the purpose of podcast discovery, information, and commentary. We make no claim of ownership over any podcast content, artwork, or related materials shown on this platform. All trademarks, service marks, and trade names are the property of their respective owners.
While we strive to ensure all content usage is properly authorized, if you are a rights holder and believe your content is being used inappropriately or without proper authorization, please contact us immediately at [email protected] for prompt review and appropriate action, which may include content removal or proper attribution.
By accessing and using this platform, you acknowledge and agree to respect all applicable copyright laws and intellectual property rights of content owners. Any unauthorized reproduction, distribution, or commercial use of the content displayed on this platform is strictly prohibited.