by KINOミーティング
まちを歩いてつくる“海外に(も)ルーツをもつ人たち”の映像制作プロジェクト【KINOミーティング】がお送りするpodcastです。 これまでKINOミーティングでは、映像制作ワークショップを通じて個人が持つ「ルーツ」に着目した作品をつくってきました。文化の違う土地に来てはじめて自分のルーツに気がついた話、名前や見た目によって自分の背景について話さないといけなくなってしまう気まずさ、自分の言語にはルーツの直訳がないという発見。映像制作やその過程の議論のなかで、そういった「これ」と断言できない、たくさんの(スキマ)が社会に存在することに気づきました。 このラジオでは、KINOミーティングのワークショップ参加者であり、海外に(も)ルーツをもつパーソナリティ「十二(じゅうに)」と、ゲストのゆるやかな会話を通して、ルーツについて考えることで見えてきたそれらの(スキマ)を少しずつ言葉にしていきます。 *KINOミーティングとは https://www.kino-meeting.com/ *「KINOミーティング」は東京都、アーツカウンシル東京と地域社会を担うNPOが協働し、アートプロジェクトの実践を通じて、社会に新たな価値観や創造的な活動を生み出すことを目指す「東京アートポイント計画」の一環として実施しています。 https://www.artscouncil-tokyo.jp
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🇯🇵
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8/13/2023
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March 25, 2024
<p>今回のゲストはみずゑさんです。</p> <p>ゲストのみずゑさんとは記憶に残る料理とその記憶について話をしました。</p> <p>みずゑさんはお母さんがよく作ってくれるという「ネギのお好み焼き」、パーソナリティの十二(じゅうに)は「卵焼き」と「キンパ」を紹介しました。</p> <p>それぞれこのメニューが家庭でどういう料理なのか、その料理を食べるときの情景とその背景にあるエピソードについて、自身の記憶や家族のことを振り返りながら考えてみます。</p> <p>最後には、料理が記憶を結ぶことにどう影響しているのか、その関係を探りました。各々の留学先での経験からも、料理と記憶を結ぶ輪郭が見えてきたり。</p> <p>記憶を大事にすること。食事の時間を大切にすること。この二つは違う行為でありながらも、密接な関係性にあるような気がします。</p> <p>今回はこのスキマを注意深く見ていきたいと思います。</p>
February 17, 2024
<p>EP.5のゲストはパジャマさんです。年明け最初の収録ということもあり、パジャマさんとはお正月の過ごし方についてお話しました。</p> <p>パジャマさんとパーソナリティの「十二(じゅうに)」は韓国にルーツがあり、お正月に行う祭祀(チェサ)について話をしました。祭祀(チェサ)とは日本で言う法事のようなもので、1年間親族みなが平和に過ごせるよう願いを込め、親族が集まり先祖のために料理を作り、それをお供えする風習です。</p> <p>パジャマさんと祭祀(チェサ)について話す中で、先祖を弔うという行為について考えました。今を生きる私たちにとって、先祖とかれらの死は決して無関係ではないはずなのですが、日常のなかでそれを思い出すことは不思議と少ないです。「生と死」「先祖と私」の関係性は、自分の現在地や行く先を考える上で、意外と見落とされがちなスキマなのではないでしょうか。頭の中で先祖の顔を思い起こしてみると、今まで見えてこなかったスキマに気づくことができます。そのスキマはどんな形をしているのでしょうか。</p>
January 9, 2024
<p>EP.4のゲストはホリデーさんです。今回の議題は、ホリデーさんが提案してくれました。ホリデーさんの常日頃からの関心は、何かに所属しているという帰属感だそうです。</p> <p>これまでのエピソードではあまり明言してきませんでしたが、パーソナリティの十二(じゅうに)は、「海外に(も)ルーツをもつ人々」の1人です。そして、ゲストのホリデーさんもそのような自覚を持つ方です。</p> <p>このような共通点から、私とホリデーさんそれぞれが抱えるもやもやには似ている部分があります。今回は、そのもやもやを言葉にして、私たちが求める「答え」(らしきもの)に辿り着こうと試みています。</p> <p><br></p> <p>〈パーソナリティのコメント〉</p> <p>エピソードを編集しながら、「属性」と「帰属感」には密接な関係がありながらも決定的に違う部分があるな、と気づきました。それは、背景にある視点です。「属性」とは本人の意思とは関係なく割り振られているもので、「帰属感」は本人が自主的に感じるものです。</p> <p>あまり居心地の良さを感じない「属性」を問い直すために、今回は履歴書の項目に着目しています。この「属性」への問い直しは最終的にどこに辿り着くのでしょうか。</p>
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