by 朝妻一郎ポッドキャスト
(株)フジパシフィックミュージック 代表取締役会長 朝妻一郎が音楽と共に歩んだ人生を振り返り、時代を彩った名曲や思い出深い人達のエピソードを毎週伝えていきます。 各エピソードには音楽制作の現場での出来事や音楽著作権の歴史等、朝妻一郎ならではの興味深い話が織り交ぜられます。 あの名曲の裏話や時代の目撃者としてのリアルな証言など、ミュージックビジネスに興味のある方は必聴です。 構成:「月刊てりとりぃ」編集部 協力:東京エンターテイメント
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6/15/2021
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December 16, 2023
<p>第45回は、前回に引き続きゲストに作曲家の林哲司さんをお迎えしての特別対談(最終回)をお送りします。シティポップを代表するメロディメーカーである林哲司さんは、今年2023年デビュー50周年を迎えられました。今回は、林さんの楽曲に可能性を感じた朝妻が、当時としては珍しかった作家の海外進出を図ったエピソードを中心に。MIDEM(世界最大級の音楽見本市)にて、イギリスのロックバンド・ジグソーに気に入られ、その作品がビルボードにチャートインした経緯をお話しします。また、名物プロデューサーであったTBS渡辺正文さんのお仕事ぶりやお人柄について。そして、この50周年の集大成として発売される数々の作品群や11月5日(日)に東京国際フォーラムで開催される『林哲司50周年記念コンサート』についてお話をいたします。(当コンテンツはコンサート開催前に配信したYouTubeコンテンツを基に編集しています。)</p> <p>【TBS渡辺正文氏とのお仕事やお人柄】</p> <p>●渡辺正文</p> <p>“ギョロナベさん”の愛称で知られる音楽番組プロデューサー。TBS『東京音楽祭』を総指揮したことで知られる。なお、なかにし礼の著作『世界は俺が回してる』は渡辺正文の生涯を描いた小説。</p> <p>●『Sound In S』(サウンド・イン “S“)</p> <p>1974年4月から1981年3月までTBS系列局で放送されていた音楽番組。</p> <p>●康珍化(1953年6月24日 - )1979年にアン・ルイスの「シャンプー」で作詞家デビュー。林哲司とのコンビでは「悲しい色やね」をはじめ数多くのヒット曲を送り出している。</p> <p>●サマーワイン(1988年)</p> <p>林哲司が竹内まりや「SEPTEMBER」、松原みき「真夜中のドア」をヒットさせた直後に発表し、日本のAORの先駆的作品となったサード・アルバム。</p> <p>●PARACHUTE (パラシュート)</p> <p>国内の若手一流ミュージシャンが集結して結成されたフュージョンバンド。バンド名の由来は、「どこからでも(パラレルに)シュートが撃てるバンドを標榜したことによる。</p> <p>●テレビドラマ『もう一度春』</p> <p>1981年1月から同年4月までTBSで放送されていたテレビドラマ。</p> <p>主演の伊藤ゆかりが主題歌「強がり」のほか、劇中の音楽も担当した。</p> <p>●レス・ポール「世界は日の出を待っている」(原題:The World Is Waiting for the Sunrise)</p> <p>1918年に、ジーン・ロックハート(作詞)とアーネスト・セイツ(作曲)によって書かれた曲。1951年にキャピトル・レコード発表されたレス・ポールとメリー・フォード盤は、ミリオンセラーに輝いている。</p> <p>●ペドロ&カプリシャス</p> <p>日本のバンド。ジャズ、フォークからラテンロックなど洋楽のテイストを取り入れたアダルト・コンテンポラリーのサウンドで人気を博したグループ</p> <p>【宣伝までも見据えた驚異のプロデュース力】</p> <p><br></p> <p>【当時珍しかった作家の海外進出を図った朝妻の挑戦】</p> <p><br></p> <p>【MIDEMで高く評価されジグソーが録音した林さんの作品】</p> <p><br></p> <p>●MIDEM</p> <p>毎年1月にフランスのカンヌで開催される、世界最大規模の国際音楽産業見本市。音楽に携わる人々が各国の著作権ルールを認め合い、グローバルな情報交換をする場。</p> <p>●Jigsaw (ジグソー)</p> <p>1966年〜1981年まで活動していたイギリスのロックバンド。</p> <p>「君にさよなら(原題:If I Have To Go Away)」(1977年)の作曲は林哲司が担当。この曲は全英・全米ともにチャートインする快挙。</p> <p>【海外アーティストへの作品提供を通じて気づかされたこと】</p> <p>●ウインドスウェプト</p> <p>フジパシフィックミュージックが親会社のフジテレビと共同でアメリカに作った音楽出版。</p> <p>【“林哲司50周年記念コンサート”について】</p> <p>【50周年の集大成となるCD-BOXと記念書籍について】</p> <p><br></p> <p><br></p> <p><br></p>
December 15, 2023
<p>第44回は、前回に引き続きゲストに作曲家の林哲司さんをお迎えしての特別対談をお送りします。シティポップを代表するメロディメーカーである林哲司さんは、今年2023年デビュー50周年を迎えられました。今回は、林さんの代表曲である「September」と「真夜中のドア〜stay with me」の2曲が同時期に制作されたにも関わらず真逆の作曲法であったという貴重な制作秘話を中心に、同じく代表作である「悲しい色やね」で痛感した歌詞の大切さについて。また、造詣の深い映画音楽への見解や、昨今の“シティポップ”再評価について等、多岐に渡る豊潤な対話となっております。</p> <p>【昨今盛んなコライト(共同制作)の事情】</p> <p>【映画音楽の現状への見解】</p> <p>●マックス・スタイナー (1888年5月10日 - 1971年12月28日)</p> <p>オーストリア生まれのアメリカの映画音楽作曲家。代表作に『トップ・ハット』(1935年)『風と共に去りぬ』(1939年)『カサブランカ』(1942年)『君去りし後』(1944年)などがある。</p> <p>●ヴィクター・ヤング(1899年8月8日 - 1956年11月10日)</p> <p>アメリカの作曲家、指揮者、編曲家、ヴァイオリン奏者。代表曲としてジャズのスタンダードとなった「星影のステラ」、映画音楽では『シェーン』(1953年)『八十日間世界一周』(1956年)などがある。</p> <p>●トーキー</p> <p>映像と音声を同調させて再生する映画のこと。</p> <p>サイレント映画(無声映画)の対義語として“トーキー映画(発声映画)”と呼ばれる。</p> <p>●ヘンリー・マンシーニ「ムーン・リバー」(原題:「Moon River」)</p> <p>映画『ティファニーで朝食を』(1961年)の劇中で、主演のオードリー・ヘプバーンが歌った曲(作詞:ジョニー・マーサー 作曲:ヘンリー・マンシーニ)。1961年のアカデミー歌曲賞を受賞した他、グラミー賞では最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀編曲賞の3部門を受賞した。</p> <p>●B. J. トーマス「雨にぬれても」(原題:「Raindrops Keep Fallin’ on My Head」)</p> <p>1969年に公開されたジョージ・ロイ・ヒル監督の西部劇『明日に向って撃て!』(原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid)の挿入歌で、B. J. トーマスの歌唱で知られる曲。同映画は、アメリカン・ニュー・シネマの代表作のひとつ。</p> <p>【映画音楽の制作スタイルの画期的な変化】</p> <p>●『イージーライダー』(1969年)</p> <p>アメリカで1969年に公開されたピーター・フォンダとデニス・ホッパーが出演したアメリカン・ニューシネマの代表作(日本では1970年公開)。ステッペンウルフによる主題歌「ワイルドでいこう!」やロジャー・マッギンによる「イージー・ライダーのバラード」をはじめとする楽曲で構成したサウンドトラック・アルバムは1969年8月にダンヒル・レコードから発売された。</p> <p>【バート・バカラックとエンニオ・モリコーネ】</p> <p>●『第三の男』(1949年)(原題:「The Third Man」)</p> <p>キャロル・リード監督による第二次世界大戦直後のウィーンを舞台にしたフィルム・ノワール。アントン・カラスが作曲したテーマ曲は映画公開後、1950年代最大のヒット曲となった。 このテーマ曲は、映画の登場人物の名前から「ハリー・ライムのテーマ」と呼ばれている。</p> <p>●チター</p> <p>オーストリア・ドイツ・スイス等ドイツ語圏を中心に弾かれている民族楽器。5本のメロディー弦と30本以上の伴奏弦を横に張り、メロディー弦を右手の親指にはめた金属製の爪で弾くもの。</p> <p>【若者に流行する“ファスト映画”や“早送り再生”について】</p> <p>【最近の“シティポップ”再評価について】</p> <p>【同時期の「September」と「真夜中のドア」の作曲法の違い】</p> <p>●松原みき「真夜中のドア〜Stay With Me」</p> <p>松原みきのデビュー・シングルで、1979年11月5日にキャニオン・レコード(現・ポニーキャニオン)から発売された楽曲。発売から41年後の2020年にリバイバルヒットし、現在は、シティ・ポップを代表する作品として知られている。</p> <p>●竹内まりや「SEPTEMBER」 </p> <p>竹内まりやが1979年8月21日にRCA(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)より3枚目のシングルとして発売した楽曲。この曲で同年12月開催の『第21回日本レコード大賞』新人賞を獲得している。</p> <p>●宮田茂樹(1949年11月4日 - 2022年7月29日)</p> <p>日本の音楽プロデューサー。制作に携わったアーティストは、大貫妙子、竹内まりや、EPO、ムーンライダーズ、鈴木さえ子、LITTLE CREATURES、ジョアン・ジルベルトなど多数。学生時代には、5人組コーラス・グループ “リバティ・ベルス”のメンバーとして、筒美京平が楽曲提供していた南沙織のバック・コーラスなどを務めていた。</p> <p>●The Happenings 「See You In September」 </p> <p>1959年にザ・テンポスが最初に録音した曲で、ザ・ハプニングスは、1966年にシングルとしてリリースし、ビルボード・チャートで最高3位を記録した。</p> <p>【「悲しい色やね」で痛感した歌詞、言葉の大切さ】</p> <p>●上田正樹「悲しい色やね -OSAKA BAY BLUES-」 </p> <p>(作詞:康珍化 作曲:林哲司 編曲:星勝)</p> <p>1982年10月21日にリリースされた上田正樹のシングル曲。</p> <p>【「September」のディレクター宮田氏の絶対的センスと功績】</p> <p><br></p> <p>【「真夜中のドア」のディレクター金子氏の仕事】</p> <p><br></p> <p>【韓国人音楽プロデューサーNight Tempoの功績】</p> <p>●Night Tempo</p> <p>シティ・ポップ・ブームを牽引した韓国のDJ兼プロデューサー。</p> <p><br></p>
December 14, 2023
<p>第43回は、前回に引き続きゲストに作曲家の林哲司さんをお迎えしての特別対談をお送りします。シティポップを代表するメロディメーカーである林哲司さんは、2023年デビュー50周年を迎えられました。林さんが好きな映画音楽から習得した作曲・編曲法や、大学時代に感銘を受け自身の音楽人生に影響を受けたバート・バカラック、フランシス・レイについてのお話を伺います。また、念願の作曲家になる以前に編曲家として研鑽を積んだことの意義やメロディと歌詞の大切さについての考察、他にも大作曲家・筒美京平さんとのエピソードもお届けいたします。</p> <p>【映画音楽から習得した作曲・編曲法】</p> <p>●ザ・フィルム・シンフォニック・オーケストラ</p> <p>日本グラモフォンがスタジオミュージシャンを集めて録音した実体のないオーケストラ。ミシェル・クレマン楽団、クリス・カーペンター楽団、モーリス・ルクレール楽団など60年代から70年代にかけてレコード会社各社は、同様のスタイルで映画音楽、イージーリスニングのレコードを制作していた。</p> <p>●“ソノシート”</p> <p>1958年、フランスで開発された塩化ビニール製のレコードが“フォノシート”。</p> <p>朝日新聞社の系列会社として設立された朝日ソノプレス社(のちの朝日ソノラマ)によって“ソノシート”として商標登録される。非常に安価で大量生産しやすいことが特徴で、1960年代の音楽雑誌の付録として広く使用されていた。</p> <p>●『Your Hit Parade(ユアヒットパレード)』</p> <p>1955年から1976年にかけて文化放送で放送されたラジオ番組。</p> <p>日本において洋楽をベストテン形式で紹介した最初の番組といわれている。</p> <p>●フランシス・レイ(1932年4月26日 - 2018年11月7日)</p> <p>フランス・ニース出身の作曲家。多くの映画音楽を作曲したが、とりわけ『男と女』や『白い恋人たち』の監督、クロード・ルルーシュとの名コンビで知られている。1970年度アカデミー賞で『ある愛の詩』が作曲賞受賞。</p> <p>●バート・バカラック(1928年5月12日- 2023年2月8日)</p> <p>アメリカの作曲家、編曲家、ピアニスト、音楽プロデューサー、歌手にして楽団指揮者。作詞家のハル・デヴィッドとのコンビで多くのヒット曲を作曲した。</p> <p>【大学時代に感銘を受けたバート・バカラックの作品】</p> <p>●『バート・バカラックの世界』(原題:Make It Easy On Yourself)</p> <p>1969年に発表されたバート・バカラックのアルバム。</p> <p>邦題は『サウンド・クリエイター/バート・バカラックの世界』。</p> <p>【バカラックと対極にあるフランシス・レイとの比較】</p> <p>【朝妻がレコード解説を書いていた当時のこと】</p> <p>【遠回りでも現在に繋がる“辿らなければいけなかった道”】</p> <p>【作曲家・筒美京平の卓越したセンス】</p> <p>●筒美京平(1940年5月28日 - 2020年10月7日)</p> <p>本名・渡辺栄吉。日本グラモフォンの洋楽担当ディレクターを経て作曲家、編曲家として活躍。幅広いジャンルにわたって多数のヒット曲を世に送り出した、昭和後期から平成期の日本を代表する作曲家。</p> <p>●ハッスル本多 </p> <p>本名・本多慧。ビクター・レコードの宣伝マンを経てプロデュースしたDr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレスの「セクシー・バス・ストップ」が大ヒット、その後、林哲司を起用し、イースタン・ギャングをプロデュースするなど、和製ディスコの礎を築いた。</p> <p>【アメリカのミュージックシーンの変容と驚き】</p> <p><br></p>
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